公開: 2022年9月26日
更新: 2022年9月26日
人が死んだ後、死体を屋根のある小屋のような建物の中に安置し、腐敗するまで、そのままの状態を保ち、墓に埋めない葬法を「もがり」と呼びます。縄文時代には、この葬法が広く行われていました。
中世のサハリン・アイヌには、遺体をミイラにする習俗がありました。瀬川によれば、これも「もがり」の変形と考えられます。
瀬川拓郎 著、「アイヌ学入門」(2015)、講談社 現代新書 93ページ〜95ページ